30歳から始めたセミリタイア計画

セミリタイア計画の軌跡を残します('ω')

【金資産の持ち方】純金積み立て,投資信託,ETF【手数料比較】

金を自分の資産配分に組み入れるとき

どのようなかたちで持つのが良いのか。

 

わたしも昔調べたことがあり、その時にいったん結論が出たのですが、

最近になって考えが変わってきました。

純金積み立てから、投資信託の積み立てに切り替えようと考えています。

 

手数料の数値データを比較していきましょう。

 

 

金資産の持ち方(手数料の比較)

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金の現物を持つと、空き巣・泥棒に入られたときに盗難されてしまう恐れがあります。

3年ほど前、私は空き巣に入られた経験があり、

それ以来、一定以上の資産を自宅におかないようにしています。

 

現物を持つのは、やはり盗難リスクを考えてしまうので、

純金積み立て投資信託ETF について比較しました。

 

【純金積み立て】を利用する。

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私は、SBI証券の純金積み立てを利用していました。

(5月からは投資信託の積立に切り替えます)

手数料として考えられるのは、次の2つです。

● スプレッド(買付価格-売却価格のこと)

● 買付時の手数料

 

SBI証券のスプレッド80 円となっています。

(楽天証券では 78 円、田中貴金属では 87 円)

 

また、SBI証券の買付時の手数料は 2.2 %となっています。

(楽天証券はで 1.65 %,田中貴金属では 2.75 %)

 

2/28の売却価格の終値はSBI証券では、1gあたり\(5474\) 円であり、

このとき、1gの買付にかかる費用は \((5474 + 80) \times 1.022 = \)\(5676.188\)円となります。

したがって、

$$(5676.188 \div 5474) \fallingdotseq 1.036936$$

となるので、実質のSBI証券の手数料は \(3.694\) % となります。

 

同様に2/28の終値で計算をすると、純金積み立ての場合、

楽天証券の手数料は \(3.040\) % となりました。

田中貴金属の手数料は \(4.167\) % となりました。

 

【純金積み立て】を利用するなら、楽天証券がよいということがわかりました。

 

【投資信託】を利用する。

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金価格と連動する投資信託があるので、こちらも選択肢に入ります。

手数料として考えられるのは、次の2つです。

● 信託報酬(自動的に計算されて投資信託の価格に反映されている)

● 購入・売却時にかかる手数料(最近はないものが多い)

 

信託報酬が一番低いものはこちらです。購入、売却にかかる手数料はありません。

● 三井住友TAM-SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし)

● 三井住友TAM-SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジあり)

 

これらの投資信託は、信託報酬が 0.275%/年 となっています。

楽天証券は純金積み立ての場合、買付時に 3.040% の手数料がかかるので、

$$(3.040 \div 0.275) \fallingdotseq 11.05$$

となるので、

「12年以上持つなら、楽天証券で純金積立をしている方が手数料は安い」

ということがわかります。

 

ただ、SBI証券は投信マイレージを採用していて、

Tポイントの付与率(0.05%)を差し引いたとしても

$$(3.040 \div 0.225) \fallingdotseq 13.51$$

となるので、

「14年以上持つなら、楽天証券で純金積立をしている方が手数料は安い」

ということになります。

 

投信マイレージについてはこちらで紹介しています→【リンク

 

【ETF】を利用する。

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ETFで金を持つことも可能です。

手数料として考えられるのは、次の2つです。

● 信託報酬(自動的に計算されて投資信託の価格に反映されている)

● 購入・売却時にかかる手数料(少額取引の場合は、ないものが多い)

 

ETFの候補(手数料が安いもの)は次の3つです。

● SPDR GOLD SHARE (GLD)(海外ETFのため、為替スプレッドの手数料も必要)

● SPDR ゴールド・シェア(1326)

● 純金上場信託(現物国内保管型)(1540)

 

SPDR GOLD SHARE (GLD) については、信託報酬が 0.40%

SPDR ゴールド・シェアについては、信託報酬は 0.42%

純金上場信託(現物国内保管型) については、信託報酬は 0.42%

 

ドルで取引をしている人や、円高になっている場合には

SPDR GOLD SHARE (GLD) もありだと思います。

 

しかし、

● 信託報酬が、投資信託の方が安い。

● ETFを安値買いする自信がない。

ということから、私は ETFを買うなら投資信託を買います。

 

ちなみに楽天証券の手数料は 3.040% だから、

\((3.040 \div 0.42) \fallingdotseq 7.24\)    \((3.040 \div 0.4) \fallingdotseq 7.60\)

となるので

「8年以上持つなら、楽天証券で純金積立をした方が、手数料は安くなる」

ということがわかります。

 

 

さいごに

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ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

空き巣に入られたとき、当時入っていたアパートの保険に、

「盗難にあった場合は資産を20万円まで補填する」というものがありました。

金などの金融資産は自宅に置いていなかったため、盗られたと思われる資産については、窓の修理費含めて全て取り返すことができました。

空き巣に入られたときは、結構保険が使えそうなので忘れないようにしたいです。

 

さて、私は手数料ののことを考えたうえで、

純金積み立てではなくて、投資信託を利用して金資産を持つことにしました。

 

理由は、次の2点です。

● 純金積み立ては持ち続けないと手数料のうま味がなく、リバランスがしにくい。

● 純金積み立ては、急にスプレッドが開くことがある。(SBI証券だけ?)

 

SBI証券のスプレッドは、通常80円ですが、

新型コロナの影響で、SBI証券のスプレッドが広がりました。

以下の画像をご覧ください。

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3/27(金)から、スプレッドが480円に広げられました。

 

このときの手数料を計算すると、およそ 10.940% となります。

これは、投資信託の信託報酬の、およそ 39.78年分 にあたります。

投信マイレージを考慮した場合では、およそ 48.62年分 にあたります。

 

2019年の末に初めて資産のリバランスを行ったのですが、金の評価額に少し悩まされ、

10年以上もリバランスしないまま金を持つということに対して、

このまま純金積み立てを続けるべきかどうかと葛藤がありました。

 

その中で、この「48年分のスプレッド」

また、3/25までに純金積み立ての設定を解除しないと、4月分の純金積み立てが行われていくのですが、3/27 にスプレッドを広げる発表をしています。

 

つまり、スプレッドを広げる発表は、4月分の積み立て金が支払われたあと。

わかっててやっているなら、少し悪質な気がします。

不信感を抱き、純金積み立てから離れることにしました。

 

 

最後になりますが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

これからも、早期退職を目指して頑張ります!('◇')ゞ