高校教員の給料を生々しく語る(第1話:基本給)
地方公務員(高校教員)の給与がどのようになっているのか、粗い部分もありますが自分のメモとして利用するためにも書いてみました。
全体の仕組み
兵庫県の給与の資料はこちらにあります。
そのなかの【令和元年 人事委員会給与勧告等→報告及び勧告(本文)】へ進むと、兵庫県公務員の給料月額を確認することができます。
兵庫県の高等学校教育職給料表はpdfの35ページにあります。
「職務の級」と「号給」で給料月額が表となっています。
職務の級は、部長とかそういった類のものです。
号給は、働いていれば勝手に増える年功序列の給料です。
高校教育職では、職務の級は以下のようになっています。
1級→臨時講師
2級→教諭
3級→主幹教諭
4級→教頭
5級→校長
1級の臨時講師とは、フルタイムで働いている1年の短期雇用教員です。高校によっては、臨時講師が同一高校に2年間勤務することもありますが、契約期間は1年です。
部活動指導も行うので、一般の教諭の差は、生徒からはよくわかりません。
2級の教諭は、教員採用試験に合格した教員です。
3級の主幹教諭は、授業などを行う一般の教諭の立場で、校内業務を統括する教諭です。
生徒目線では一般の教諭と同じように見えます。
(教員目線でも、一般の教諭と変わる部分は見えにくいです。言われるまで分かりません。言われたら、「まあ確かにあの人なら」と納得できる場合が多いです。)
4級、5級へは、管理職試験に合格すればなることができます。
高校数が限られているので、教頭や校長の人数も限られます。
私の場合
私は、23歳4月に「2級(教諭)」として採用されました。
あいにく初任給の給与明細はなくしてしまいましたが、
2014年1月1日(教諭として採用されて3年目の1月1日)の昇給額通知書では、
2級31号給と書いてありました。
それから1年ごとに昇給額通知書を貰うのですが、
2015年1月1日→2級37号給(4年目)
2016年1月1日→2級41号給(5年目)
2017年1月1日→2級45号給(6年目)
2018年1月1日→2級51号給(7年目)
2019年1月1日→2級55号給(8年目)
2020年1月1日→2級59号給(9年目)
となっています。
基本は1年で4号給分昇給するけど、3年勤めあげると2号給分の給与アップボーナスをいただけるとい感じでしょうか。わかりませんが。
2021年の1月1日は期待できそうです。
【令和元年 人事委員会給与勧告等→報告及び勧告(本文)】によると
私の場合は、当分は1号給当たり2000円前後の昇給ですね。
ということで、今の私の給料月額は、今は302,300円となります。
ただ、実際に貰える給料表額は、なんらかの差額計算がされていて、314,392円となっていました。
今度、事務に聞いてみます。
ここから手当が加算され、社会保険料や税金が引かれて手取りとなっていきます。
手当は、「地域手当」「住居手当」「通勤手当」「特殊勤務手当」「義務教育等教員特別手当」が主なところです。
一部の人にとっては、「扶養手当」「へき地手当」「寒冷地手当」があるかもしれません。
次は手当についてみていきたいと思います。では、また。